佐原の山車行事
重要無形民俗文化財指定
記念行事
 佐原の山車行事が国の重要無形民俗文化財指定を受けたことを記念した行事が11月6〜7日に行われた。7日に行われた記念式典は、明治に建築された与倉屋大倉庫の中で文部省・市・県の関係者や全国山・鉾・屋台保存連合会の人たちなどの祝辞や指定貢献者の表彰などがあった。その後、全国山・鉾・屋台保存連合会顧問の植木行宣氏の記念講演や古い祭りの映像の上映があり、また、会場には大きな佐原の山車人形の基になった古い猿田彦人形、古い写真、古い山車などが展示された。
 この間、小野川畔には伝承保存会の自主参加により15台の山車が出た。
 天候も文化財指定を喜ぶように、雲一つない秋晴れで、この時期としては、寒からず暑からずのハレの日であった。 
記念式典
・日時:平成16年11月7日13.30〜15.00
・場所:与倉屋大工蔵(大倉庫)
・市長はじめ関係者祝辞
・指定貢献者の表彰
・指定記念講演
 練物から山・鉾・屋台の祭りへ
 全国山・鉾・屋台保存連合会顧問
 植木行宣氏
・佐原の山車行事歴史展
 古写真展示、古映像上映
・古い山車と藁人形・鷹の展示

・主催:佐原市、佐原市教育委員会
・共催:佐原山車行事伝承保存会
記念式典
記念式典の会場の与倉屋大倉庫は、明治22年に醤油醸造処として建築されたもので、江戸・明治時代の醸造業・米蔵としての造りで大規模建造物として関東では残り少ない貴重な建物。和小屋の厚塗壁に板張り、敷地の高低に合わせて棟通しや高さを変えている。
戦後は、米蔵として地元産米4万俵を保存していた。
与倉屋大倉庫の内部
佐原の山車行事の歴史展として展示された古写真は、明治・大正・昭和初期の山車の貴重な写真100枚以上があった。
山車人形の損傷は激しいためか、明治後期以降約100年の間に2〜3回も載せ替えられている山車なども見ることができた。
古い佐原の山車の写真
現在の東・西関戸が一つであった旧関戸の山車に昭和9年まで載っていた猿田彦の人形が展示されていた。佐原の山車人形が大きなものになった基になる人形として貴重なものという。
人形は、頭と手だけであるが頭だけでも、高さ93cm、幅80cmもある巨大なもの。板材を張り合わせた上に反古紙などを張って作られている。紙は、虫が食ったりなどでボロボロになり見る影もない。
大きな佐原の山車人形の基になった古い猿田彦の人形
記念行事に伝承保存会の自主参加により佐原の大祭・八坂神社の祇園祭と諏訪神社の秋祭りの山車の内15台が祝賀参加した。
小野川畔に整列した後、山車の周りで総踊りが行われ、町を引き廻された。
自主参加した15台の山車は、小野川畔に整列した
式典が終わった頃、整列した山車の周りで総踊りが行われた。今年の諏訪神社の秋祭りは、台風の影響を受けたため、みんなその憂さを吹き飛ばすような勢いのある総踊りであった。
山車の周りで行われた総踊り
秋晴れに恵まれた街は、多くの観光客などで賑わった。
街は観光客などで賑わった
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